医療保険では加入時に1入院時の限度日数や限度額を選択するのが一般的です。
この限度日数や限度額というのは、医療保険の根本となってきますので、しっかりと選択をする必要があります。
ただし、給付金の日額や限度日数を多く設定すれば、それだけ保険料が高くなってしまいますので、その点を考慮した上で選択していかないといけないのです。
医療保険においては、保険料の支払いが2回遅れてしまうと、契約解除されてしまうことが多いので、毎月負担になりすぎない額に設定する必要があります。
ここでは給付金の日額や限度日数の決め方について考えてみましょう。
入院給付金の日額はどうやって決める?
基本的に入院給付金の標準額としては1日5000円だとされています。
この5000円というのは差額ベッド料や食費などをあわせて、平均的にこのくらいは必要だろうと保険会社が算出した額のことです。
この1日5000円という給付金の日額が高いか低いかというのは、ケースバイケースで異なってくると言えます。
入院をした先によっては、もっとお金がかかってしまうかもしれませんし、逆を言えば十分に賄うことができるかもしれないからです。
ですので、絶対的な正解というものはありません。
また、住んでいる地域によってもかかる費用というのが違ってくるはずです。
基本的には自分の収入にあわせて、無理のない範囲で給付金の額を決めるのが絶対条件となります。
ただし、医療保険において入院給付金の日額というのは、手術給付金の基準額となってくるものでもありますので、あまりに安くし過ぎると、今度は万が一の時に受け取ることができるリターンが減ってしまいます。
一般的に手術給付金の額というのは、入院給付金の10倍・20倍・40倍という形で設定されていますので、その点も考慮に入れておく必要があるでしょう。
支払うことになる保険料とも相談することになるのですが、一般的には入院給付金の額というのは、10000円を推奨していることが多いです。
標準額の倍額となることから保険料はある程度高くなってしまいますが、支払う額と給付金の額のバランスがとれている選択だと言えます。
どうしても迷うようなら?
医療保険における入院給付金の額を選択するのは難しいことです。
どうしても自分一人では決められないということもあるでしょう。
そうした場合は、いろんな保険会社から見積もりをとってみて、保険料などを比較するのも1つの方法です。
近年ではインターネットを通して一括請求するサービスなどもありますので、それらを利用してみると良いでしょう。
他にもファイナンシャルプランナーと相談をするという方法もあります。
いずれもしても利用するだけであれば無料ですので、余計なお金を使う必要もありません。


