三大疾病に備えてあらかじめ医療保険に入るという人も多いことでしょう。
三大疾病はいずれも長引く病気であり、入院すれば費用もかかるからです。
しかし、支払い要件を考慮せずに医療保険に入るのは危険です。
なぜなら、ただ保険に加入するだけでは給付金が受け取れないこともあるからです。
ではどんな要件なら支払いがなされるのか、そして三大疾病保険は本当に必要なのかについて考えてみましょう。
基本的に三大疾病保険とはなにか
まず、三大疾病保険とは何かについて基本的な知識を学んでおきましょう。
医療保険の世界でいうところの三大疾病とは、いわゆる「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞」のことをいいます。
ただし、広義では「がん」「脳血管疾患」「心疾患」と表されることもあります。
いずれにしても、がん、脳の病気、心臓の病気、この三つが名を連ねていることは間違いありません。
保険商品としては、保険に入っていてもしこの三大疾病にかかったら、そのときは一時金として数百万円単位の給付金を受け取ることができます。
今では三大疾病単独での保険商品も多く販売されていますが、昔は思いに三大疾病特約や特定疾病特約などとして、特約商品として販売されてきました。
- 三大疾病保険の問題を考えるためには、まず何が三大疾病なのかを理解しておく必要がありますので、この点をまずしっかり確認しておいてください。
なお、三大疾病保険が必要とされる理由は、全体的に入院期間が長くなること、そして出費が多くなることです。
通常の支払い制限60日などの商品ではカバーしきれないので、別途に三大疾病保険の加入を考える必要があります。
加入しても支払われないこともある
三大疾病保険で注意しなければならないのは、保険に加入していても給付金が支払われないことがあることです。
なぜ支払われないかといえば、保険会社の審査によって「支払い要件」を満たしていないと判断されることがあるからです。
あらかじめ決められた支払い要件というものがあり、こういう場合に支払う、こういう場合には支払いがなされないと決められています。