生活困窮者や不安があるという人、社会的な阻害を受けてる人に対し、援助の提供をするのがソーシャルワーカーです。保険について何か困ったことがあるという場合もこのソーシャルワーカーを頼るといいでしょう。
ソーシャルワーカーの日本でのあり方
ソーシャルワーカーは日本国内だけではなく海外にも存在し、以前は社会福祉事業に関わる人であれば誰でもソーシャルワーカーと名乗ることができました。
しかし現在は法律が整備され、国家資格の社会福祉士と精神保健福祉士のみがソーシャルワーカーと名乗ることができるようになっています。無資格でもソーシャルワーカーと名乗ることはできるのですが、資格を持つものよりステータスは低くなります。
保険との係わり合いでは主に医療ソーシャルワーカーに焦点が当てられます。
- 病院に勤務していることが多い医療ソーシャルワーカーは疾病のある患者が地域あるいは家庭で自立生活ができるように社会福祉的立場から患者だけではなく家族が持つ心理的あるいは社会的問題を解決、調整の援助、社会復帰を目指すための専門職となっています。
ソーシャルワーカーがしてくれること
疾病によりどうしても入院や治療を余儀なくされた、ということは誰にでも起こりうることですが、経済状況は家庭によって違いますから、治療を受けても治療費を払うことができない、という家庭もあります。
そのようなときに頼りたいのがソーシャルワーカーなのですが、保険医療ソーシャルワーカーは総合病院などに在籍し、入院費用、生活費に困窮している場合、保険、治療費の減免制度についてアドバイスしてくれます。
国民健康保険料を滞納しているという場合にも相談に応じてくれ、今後どのようにしていけば安心して治療を受けることができるのか、退院後の生活を送ることができるのか解決に導いてくれます。
また介護保険の認定が必要な方に対してもアドバイスをくれますので、保険に関わることで悩みがある場合はソーシャルワーカーに一度相談してみると良いでしょう。


