病気や怪我の治療を行うのに入院をしたものの、意外とその治療が長引いてしまうというのは良くあることです。
そうした時に役立ってくれるのが医療保険なのですが、入院給付金とは一度入院すると退院するまでもらえるものだと思っている人もいるかもしれません。
ここでは入院給付金が長期間入院でも、最後まで受け取ることができるのかについて考えていきましょう。
入院給付金とその期間について
医療保険における入院給付金とは、怪我や病気の治療で入院をした時にもらえる保険金のことです。
- この入院給付金なのですが、1度入院してしまえば、ずっともらうことができるのか、という話ですが、答えは否となります。
- 退院後にまた入院をすることになっても、前回の入院と同じ理由であったり、医学上重要な関連があると保険会社にみなされてしまうと、1入院として処理されるのです。
- 医療保険にも様々な給付金のタイプがありますので、加入前にはきちんと確認するようにしてください。
何故なら入院給付金には、1回の入院につき受け取ることができる限度日数というのが決まっているからです。
この限度日数は保険によって様々であり、60日というケースもあれば120日なんてケースもあります。
1回の入院につき、この限度日数を超えて入院となったとしても、超過分についてはもらうことができません。
また、限度日数まで受け取っても、いったん退院をして再度入院をすれば、新たに入院給付金をもらえるのかという疑問を持つ人もいるでしょう。
この疑問についても答えは否となります。
既に限度日数まで給付金をもらっているのなら、再度入院をしても受け取ることができません。
ただし、前回の退院の翌日から180日を経過後、入院をしたという場合ですと同じ理由であっても入院給付金をもらうことができます。
長期間入院の場合は節目となる日数で一時金がでる?
医療保険の中には節目となる日数において一時金が給付されるというタイプのものもあるようです。
仮に1入院の限度日数が60日だとすると、入院が長期にわたってしまうと、限度日数がなければ、本来受け取ることができる入院給付金があったとする考え方で、累積で120日、180日という節目節目でまとまった給付金が出ます。
上であげたように、入院を繰り返している場合、1回の入院とみなされてしまいますので、1入院の限度を超えてしまうと給付金をもらうことはできません。
しかし、入退院を繰り返すことで経済的な負担も大きくなってしまうので、一時金という形で給付しているという仕組みです。


