医療保険には個人型以外にも夫婦型や家族型というものがあります。
あまり一般的な商品ではありませんが、区分けを知っておいても損はありません。
ここでは医療保険における夫婦型と家族型について考えていきましょう。
そもそも家族型と夫婦型って?
医療保険に限らず、基本的に保険商品というのは本人型が主流です。
本人型というのは契約を行う被保険者のみに適用される保険のことになります。
対して、家族型や夫婦型というのは被保険者の家族または配偶者が従被保険者という形で加入する保険のことだと考えてください。
主契約を結ぶことになった時、夫が契約名義人だとすると従被保険者は妻という形になります。
家族型の場合も考え方が同じです。
夫婦型の場合であれば、従被保険者の資格があるのは主契約者の配偶者のみとなりますが、家族型では配偶者だけではなく、子どもも含めることになります。
一般的に家族型なら子どもは1人でも2人でも保険料が変わらないことが多いです。
ただし、保険商品によっては配偶者を除いて、従被保険者の対象が子どものみというケースもあるようです。
夫婦型と家族型のメリットとデメリットを考えよう
- 夫婦型と家族型のメリットというのは、ともかく保険料が割安になるというものです。
- 対するデメリットというのは保障内容の点です。
各保険会社によって割安率というのは変わってきますが、家族個別に個人個人で契約を結ぶ場合と比較すると、7割り程度まで安くなると考えられます。
特に家族型の場合ですと子どもの人数に関係なく、保険料がかなり割安になるといえるでしょう。
簡単に書いてしまいますと、被保険者と従被保険者では保障内容が同等ではないという形になります。
主契約者の保障が10割とすると、配偶者は3割、子どもは1割、などのように設定されていることが多いです。
また、他の保険のように保障内容を変更するということはできない商品が多いことから、中途半端な保障になってしまうかもしれません。
もう1つのデメリットとしては、良くも悪くも主契約者が中心となってしまうことです。