保険金を請求する場合、医師の診断確定がなければ請求することはできません。いますぐ保険金が必要、と言う場合でも、医師の診断確定を待たなければなぜ保険金を支払うのか事由が確定しないため難しいでしょう。
もちろん例外もありますが、医療保険や生命保険などにおいては医師の診断確定は必要不可欠です。
保険金の請求に必要なこと
大抵の保険会社では保険金を請求するとき診断書や入院手術事情報告書などが必要になります。診断書は自分で書くことはできず、医師がカルテを元に作成する物ですから偽造は犯罪となり保険金がおりません。
また診断書が要らない場合でも、診療明細書のコピーや領収書などを必要としますので、いずれの場合も医師の診断確定がなければ発行されない物ばかりです。
- つまり、保険金を請求するためには医師の診断確定によって発行される診断書や診療明細書、領収証、死亡診断書などが必要なのです。ですから保険金請求のために医師の診断確定が不要ということは基本的にありえません。
ガン保険の診断一時金でも、医師からガンと診断されることが条件となりますので、診断一時金で当面の生活費をまかないたいと言う場合もすぐに請求することはできません。
ただし入院が長引きそうだから先に入院給付金を請求したいと言う場合、保険会社によっては入院中でも請求可能な場合がありますので確認しましょう。
医師の診断確定が要らないパターンとは
では医師の診断確定が要らない場合はないのかと言うと、例外的に自動車保険の車両保険や対物賠償、また個人で加入している物に対する個人賠償保険は医師の診断確定が必要ありません。
車両保険や対物賠償。個人賠償の場合は修理をする業者の見積もりを元に支払がなされますので、医師の診断確定は必要ありません。